敦亀通信

早春大谷山 散策

更新日:2022/04/01

3月21日(月)お彼岸である。久しぶりに滋賀県 湖北 

高島トレールの大谷山を登ることとした。快晴のお彼岸と

までは言えないが薄曇りの中、わずかに春の日差しもあり、

最適な登山日和となる。敦賀から8号線を南下、途中で161

号線に進みマキノ町を目指した。

161号線からマキノ町、ピッグランド方面に到着するとセコイア

並木が迎えてくれる。セコイアは秋の紅葉が見事で大勢の観光客が

カメラを片手に訪れる。今はわずかに新芽が芽吹き始めたようで、これもなかなか味のある風景である。

 

 

 

そこからさらに北に所在する石庭地区に着く。静かなたたずまいの小さな村落であるが、大谷山に登る登山口がある。もっと東のマキノ高原から登るルートもあるが石庭地区が最短ルートである。登山口までは細い道が続くのであるが、驚いたことに道には雪が残っていた。おまけに車が通ったトレースがついていない。一瞬、どうしようか?と迷ったが10cm位の積雪だったので慎重に登山口まで車を乗り入れた。登山口に駐車し、獣害フエンスを越えて登り始めた。積雪がまだ残っているので登山道を所々で見失ってしまう。しかし、このルートは何度も来ているので、迷うことなく登って行けた。

 

やがて、積雪はさらに深くなりストックを差し込むと70~80cmとなってきた。久しぶりにワカンの登場である。ワカンを使用するのは数年ぶりである。迷いながらもなんとか装着できた。春の陽気でグサグサになった雪道も快適に歩けるようになった。後ろを振り返ると木々の間からうっすらと琵琶湖が見える。

 

 

しばらくいくと以前ナメコが沢山とれたコナラが前方に立っている。

この木には沢山のナメコを頂戴しお世話になった。

ナメコやヒラタケは12月が最盛期であり、今日は3月も下旬キノコの気配はない。

 

 

 

 

 

さらに登ってゆくとマンサクが咲いていた。木々の間にちらほら、まだ満開とはいえないが春の訪れを教えてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、くぼみに足を採られ、そのはずみに片方のワカンベルトが     

ちぎれてしまった。数年間、使用せず軒下に吊り下げ放置し手入れも

していなかったので仕方がない。これを機に、頂上をあきらめ下山する

ことにしょう。

 

 

 

下りはワカン無しでも快調であった。多少、汗をかいたので入浴することにした。

マキノ高原には2件の入浴施設がある。今日は東の方にある白谷温泉に決めた。気持ちの良い温泉で汗を流し一路福井へ戻ったのである。

マキノ高原には2件の入浴施設がある。今日は東の方にある白谷温泉に決めた。気持ちの良い温泉で汗を流し一路福井へ戻ったのである。