敦亀通信

危険が来る

更新日:2020/07/14

雨の休日ではあったが上中、熊川を経由し滋賀県へとドライブを楽しんだ。マキノ町ピッグランドに立ち寄った。お店へ行こうと車から降りると駐車場のわきにしゃれた看板を見つける。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」をもじって「悪質運転」をすれば「危険が来る」というものである。悪質運転にりりしい鎧姿で毅然と立ち向かう若い主人公「明智光秀」を演ずる長谷川博己、同時に交通安全をアピールする作者のまじめな主張、そして最新の話題とどこかで人を笑わせる諧謔的な組み合わせに感心する。地区の交通安全用看板デザインを広く募集したのであろう。この看板は主催者から「優秀賞」の評価をいただいている。曰く「○○をすれば××になってしまう」ということは世間に多くある。「悪質運転」を「3密」とか「夜の街」に切り替え「危険が来る」はそのままでいいと思うが、十分意味が通るのではないかと感じた次第である。新型コロナのおかげで「麒麟がくる」は中断され過去の大河ドラマの名シーンに置き換えられている。福井にもご縁の深い明智光秀が主役のドラマだけに寂しい思いをしている福井県人は多いだろう。政府や自治体はブレーキとアクセルを同時に踏みながら運転をしている。これも仕方のないことと感ずるが、何とか早く収まることを願うのみである。